一般的には、仕事をしている時間は1日の3分の1もあります。
この時間が「我慢の時間」であると人生の大半を我慢して過ごさなければいけません。
そういった意味では「美容師」はとっても素敵な職業。
だって、自分が好きな方と、自分の好きな仕事をしながら、最後には感謝される職業だから。
僕は20歳の大学生の頃、父親にこう言われて美容師の道を志しました。
あれから30年近く経ち、紆余曲折ありましたが、今も現場に立ちながら、また、年代関係なく、新しいお客さまにも巡り合えながら、たくさんの「ありがとう」を頂きながら、毎日を気分良くすごしています。
こんな毎日が、最近ではふと、実はとても価値があり、とても幸せなことではないのか、、と思うのです。
そして、この「気分良く過ごす」感じは、年々増しているように思います。
まぁ、単に年のせいかもしれませんが(笑)
80歳近くなっても、現場に立ち続ける父親も、きっと同じように感じていたのだな、、といろんな事をありがたく思うようになりました。
だから、美容師を目指す人たちには、とにかく長く続けてほしいと思うのです。
若いうちは特に、思うようにいかない事や、辛いこと、嫌なこともきっとあるでしょう。
人間関係で悩む事、ノルマに追い立てられる事、労働環境など、問題も多いでしょう。
でも、きっといつか、誰かに心から感謝され、そして、多くの事に感謝できる日がきます。
多くの美容師たちが、そんな風に感じられるように、毎日をお互いに気分よく過ごせるようになることを、切に願っています!