実は「リピートが全て」ではありません!

2020年の時点で、日本全国にコンビニが5万件、信号機が21万個あるのに対して、美容室の件数は、なんと、、、25万件と言われています。

名古屋市だけでも、4265件あるそうです。

そんなに沢山の美容室がある中で、わざわざ遠くからご来店いただけるかたも多く、ありがたいな、、と日々感謝しています。

ですが、誤解を恐れずお話すると、個人的には全ての方にリピートしていただこうとは思っていないんです。

美容師は担当できる数に限りがある

どれだけアシスタントに手伝ってもらったとしても、一人の美容師がきちんと対応しながらこなせる人数には限りがあるし、それはサロン全体で見ても同じ。

であれば、「うちでなくてはだめ」なゲストのご予約を優先し、他のサロンでも良い方は、他サロンに行って頂く方が、お互いにとって良いのでは、、、と思ってしまうのです。

別に、上から目線で言うわけでも、殿様商売として考えているわけでもありませんよ。

だって、同じメーカーの薬剤で、同じような技術力で、同じダメージなら、僕だって安い方が良いと思いますからね、、、、。

リピート率さえよければ良いわけではない

美容室の売上分析をする上で、「リピート率」が重視されることが多くあります。

でも、僕は個人的に「リピート率が良い」=「良い美容師」ではないと思っています。

新規リピート率は特にそうですね。

大切なのは、ゲストが「なぜこの店にもう一度来てくれたのか、、、」です。

価格なのか、接客なのか、技術なのか、雰囲気なのか、、そこをできるだけ具体的に把握する事です。

そして、その項目が、店として、美容師として、こだわっているところかどうか、、、

これによって、リピートしてもらわなければいけないゲストと、そうでないゲストが分かれるのです。

ま、当たり前の話ですけどね(笑)

価格を求めているゲストに、結果が良いからといって、どんどん高価格の施術を提案されるのも面倒だし、話をしたいのに、よくわからない薬剤の話をコンコンとされても全く響かない、、、。

だからこそ、小さなサロンほど、自分のサロンの推しやこだわりが重要になってくるのです。

とはいえ、僕がみている限り、「打ち出している割にはこだわっていない美容室」も非常に多く見受けますけどね(笑)

こういった、要望の不一致はお互い幸せにはなれないので、注意してほしいところですね。

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この記事を書いた人

衛藤 アツシ

ヘアーメイク ジェンテ 代表 兼 髪質改善プランナー

髪のお悩みを持った方たちの為に、髪質改善に力を入れたサロンワークを行っています。20年の美容師経験を活かし、髪に悩む方たちの役に立つことを使命として、延べ1万人以上の方の髪の悩みを改善、現在もサロンワークを中心に活動しています。髪の毛の事でお悩みでしたら、是非一度ご相談ください!