これからの美容業界における「単価」の考え方

「現在の美容室件数はコンビニの5倍」

数年前からこう言われ続け、いまだに微増している美容業界。

過当競争を通り越して、どうやって成り立っているか不思議なくらい。(笑)

さらに今後の日本は間違いなく、超少子高齢化社会に突入します。

単純に、人口が減るので、ゲストの数が減る、、と感じるかも知れませんが、実際はそれ以上に問題になってくるのは「働き手」の問題です。

ただでさえ人手不足の美容業界では、さらに人手が減り、経営的な側面から考えると、多くのお客様をこなせなくなるので、必然的に単価を上げなければ成り立たなくなっていくでしょう。

ここで、単価が上げられるサロンと、そうでないサロンとで大きな違いが出てしまうのです。

個人的な印象としては、11000円〜15000円くらいが基準になるのでは、、と思っています。

その基準は、一人でサロンワークをした場合でも「仕事」としてきちんと成り立たつという事です。

ただ、、、、問題は、、そこまでの金額を払っても余りあるくらい、お客様を満足させられるかどうか、、、。

基本的には 単価=こだわり だと考えています。

メニューやシステムで単価を上げているサロンは、点でしか上がらない上、長く続くことはないでしょう。

そういったサロンは、本質を捉えられていない事が多いですからね。

以前、マツコデラックスの番組で、「トリートメント1回10万円」というインパクトで、ミネコラが有名になりました。

施術や効果、結果は別にして、あれはあれで、美容師の価値を上げられる可能性は広がったと感じています。

それが、トリートメントでなくても、カットでも、カラーでも、パーマでも、なんでも良いと思いますが、美容師目線で言えば、どれくらいこだわりがあるのか、そして、ゲスト目線で言えば、どれくらい望んだ結果に結びついているのか、、、

つまりは需要と供給のバランスですよね、、。

当然ですが、どれだけこだわりがあっても、どこでもできる施術なら大した単価には結びつかないし、逆に需要がなければ商売としては成り立たない、、、。その辺りが難しいところですね。

まぁ、楽天的に考えれば、本当にヘアースタイルや髪についてこだわって頑張っていれば、生涯美容師を楽しみながら、悠々自適に過ごせる時代になる、、という事ですね!

では、皆さんともに頑張りましょう!

ヘアーメイクジェンテ
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この記事を書いた人

衛藤 アツシ

ヘアーメイク ジェンテ 代表 兼 髪質改善プランナー

髪のお悩みを持った方たちの為に、髪質改善に力を入れたサロンワークを行っています。20年の美容師経験を活かし、髪に悩む方たちの役に立つことを使命として、延べ1万人以上の方の髪の悩みを改善、現在もサロンワークを中心に活動しています。髪の毛の事でお悩みでしたら、是非一度ご相談ください!